『SLEEPING BEAUTY』

著/恵久地健一

 アタシの経験上、睡眠は人間にとって最大の欲求ね。食欲や性欲なんて、目じゃない。
 カレシとHのときだって、眠くなることはあっても、お腹が減ることはないもの。
 ベッドの上に真っ裸で、下半身ではアタシのお姫様とカレシの王子様がお戯れの最中。体はその快感に反応しても、頭は眠くてしょうがない。体と意識は別物だって、よくある話でしょ?
 全国の女性に『Hの最中に眠くなったことはありますか?』ってアンケートをとったら、十人のうち九人は、YESと答えてくれると思うよ。
 ホントに疲れてダルイときは寝ちゃうけど、そのときは起きてからこう言えばいい。
「気持ち良すぎて、気絶しちゃった……」
 Hで気絶する女性なんて、作り話の中にしか存在しない幻想だと思うけど。
 まったく男という生き物はバカヤロウだ──ああ、眠い、眠い。

『いねむり姫』351文字
『SLEEPING BEAUTY』

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