◆ 編集後記 ◆

 今回の巻頭第一作目を飾るのは、桂たたらさんの短編「緑の抵抗値」で決まりだっ。と僕は今でも思っている。なので僕は宣言する。
 僕の中では、桂さんが一番です★
 この短編の何が良いかと問われれば、僕はこう答えよう。「答えは回廊第六号に載っている」と。

校正班長 もにょ

 執筆陣の努力に比べれば大したものではありませんが、超短編の見せ方には随分と苦労しました。苦労した挙句に一敗しているんですが、気付かないなら気付かないままでいてください。試行錯誤の連続で出来上がった紙面ですが、これで納得はしてはいけません。読者を掴む紙面作りを目指して、これからも精進していきたいと思います。奇麗事? はは、知りませんよそんなこと。

編集班PDF部門長 古井

 ども、踝です。今回もなんかまかり間違ったのかコラムとHTMLを担当しています。しかし、Web2・0になろうというのにHTML担当なんて名前でいいんでしょうか。いいんでしょうけれど。今回もコラムは少数精鋭となりましたが、その分かなり密度の濃い内容となっています。執筆頂いた秋田さん、遥さんに深く感謝致します。
 さて、前回から回廊がMovableTypeを用いたいわゆる『ブログ』となったわけですが、ちょこちょことトラックバックも頂けて、嬉しい限りであります。小説サイトとブログ、というのは日付ごとに書き連ねていく、等で向かないように思われている節もあります。しかし、果たしてそうでしょうか? 回廊はブログのシステムを用いながらも本来の小説サイトの構造に近づくべく、様々なカスタマイズが行われています。回廊が小説サイトの一つの進化の形として、モデルケースとなっていけば幸いです。

編集班HTML版部門長・コラム部門長 踝 祐吾

 どうもこんにちは、食前食間食後、キセンです。もう意味がわかりません。(これを書いている)昨日から始めたバイトで砂糖に塗れています。砂糖といえば……特に思いつきませんでした。さて、今回の読切短篇。前回と同じく三本となっております。前回と比べても、さらにバラエティ豊かなラインナップで勝負! といった感じでしょうか。あ、そうそう、今バイトしているのはケーキ店なのですが、思うに、ケーキは小説に似ていませんか! 種類もいっぱいあって……すいません!! 正直書くこと思いつかないんですよ!! 僕の余計な言葉なんて要りません! とにかく読んでみてください!! 速球から変化球まで取り揃えております! そう、ちょうど三作、三球三振とかそんな感じなのですよ! もういいですか!

編集班読切短編部門長 キセン

 何の間違いか超短編編集長になってしまった水池亘です。みなさんすいません。
 今号は特集が「実験小説」ということですが、まさに超短編は実験小説の宝庫です。500文字前後という短さは、実験を行なう場としてはとても適しているのです。とりあえず今回は三編を特集に組み込みましたが、その他の超短編たちも、超短編に馴染みの薄い読者からは実験的だと目に映ることでしょう。それは間違いではありません。短いことそれ自体が実験であるとも考えられるのですから。
 回廊の超短編は号を重ねるごとにレベルアップしていますが、まだまだ発展途上であると感じます。全然足りません。理想のレベルは遥か高く、私たちはようやくその足元に立った程度です。しかし僕は信じているのです。いつの日か、世界を変えてしまうほどの超短編がずらりと並んだ回廊が発行される時が来ることを。
 超短編の短さには、それほどの可能性が秘められているのです。I believe.

編集班超短編部門長 水池 亘


 特集を実験小説としてから、メンバから「実験小説って何ですか」という質問が相次いだ。秋山はその質問に対し、ときに「作中で実験している小説だ」と答え、ときに「小説が実験に悪いのだよ」と答え、ときに「実験小説とは何か、と考える瞬間にだけ人間の思考に現れる幻想だ。普段はそんなものは存在しない」と答えた。つまり、のらりくらりと逃げ回ったのだ。どうして答えを明示しなかったのか。仮に万人が認める実験小説の定義がなかったとしても、本誌の編集長として秋山が指針を示せば、あるいはもっと多くの人が特集に参加したかもしれない。そうしなかったのは何故か。問うこと、あるいは答えを探し求めること、それ自体に意義があると考えたからだ。
 SF、ミステリ、ファンタジィ。思うに、いかなるジャンルも人によってその枠組みは異なる。ある作品をして、SFに分類する人もいれば分類しない人もいる。それは人によってSFの定義が異なるからだ。では、実験小説はどうだろうか。実験小説はそれほど一般的なジャンルではないだろう、知っている人もけして多くない、そもそもひとつのジャンルとして認められているかどうかも定かでない。したがって、実験小説を書くには、まず実験小説を定義する必要がある――というのは結果論だ。そうではない。今回、秋山が特集を決めるに当たって念頭に置いていたのは「書き手に小説それ自体が何であるかを考えてほしい」ということだ。したがって、小説およびそれを書くことについて考えてほしかったからこそ、実験小説という難物を特集にしたのだ。
 結果として、秋山の期待に応えてくれる作品が集まってくれて嬉しい。第六号に特集小説として収録された作品は四作。いずれも小説自体に問いかけながら、また手法としても実験していたり挑戦している。これは、素晴らしいことだと思う。もし先に後記から読んでいるならば、覚悟を決めた上で特集小説に取り掛かってほしい。生半可な心意気で挑むと返り討ちにあう可能性が高いからだ健闘を祈る。

 さて、そういった訳で編集長の仕掛けた謎掛けによって、沸きに沸いた騒乱の第六号もこれでおしまい。次号は地上に降り、騒ぎを起こして一転、仲良くなって輪舞の第七号です。

『回廊』編集長 秋山 真琴 拝

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