桂たたらトリビュート - シリーズ解説
現在、回廊には桂たたら名義の小説が三本掲載されています。
「緑の抵抗値」
「常常恋慕」
「まつりの時間」
の三タイトルです。これらは、いまでもバックナンバからお読みいただくことが可能です。
「緑の抵抗値」
シリーズ一作目。コンセプトは、「少女漫画的展開に萌え要素」。男女どちらの読者も対象にしたつもりなので、シリーズの中で最も汎用性が高い物語に仕上がっています。……その代わり、これといった見所もないことも事実。
この作品のキャラクタの何人かは、次作にも登場することになります。このシリーズは、どこから読んでも大丈夫なように気を配っているつもりですが、時系列は掲載順と同様ということもあり、掲載順に読んでいただくのが最も分かりやすいでしょう。
――少女は、この一夏の経験でなにを手に入れるのでしょうか。
「常常恋慕」
コンセプトは「群像劇エロゲ」。キャラも多い、場面はころころ変わるで読みにくいこと甚だしい作品です。クセが強いので読む人を選ぶかもしれません。
前作「緑の抵抗値」の登場キャラクタは脇を固め、主人公は初登場の少年。見所は彼の奮闘。
――ありがちな(?)ひとつの愛の物語。
「まつりの時間」
コンセプトはシンプルに「少年漫画的能力バトル」。ただ、主人公に萌え系少女キャラクタを持ってくるあたり、非常にライトノベル的ではありますが。
語り部は、これも初登場キャラクタ。
ありがちといえばありがちな能力設定をどうやって話と組み合わせるか。この作品の見所はそのあたりでしょうか。
――たった一夜限りの出会い。それは祭りにも似て騒がしく、だからこそ切ないものなのです。
★キャラクタ紹介
「稲森志摩」
しゃべり癖だけでキャラクタを描き分けようとする悪癖が表出しています。
奇妙なカリスマと特異な人脈で、頼まれごとを適材に割り振る、いわゆる仲介役。それでいて実は小心者。(登場作品「緑の抵抗値」「常常恋慕」)
「片山修」
ライトノベル的巻き込まれ型主人公。(登場作品「常常恋慕」)
「ソト」
森に住む、片目が緑の女の子。中学生。その緑の瞳で見えないはずのものを見る。愛用のカナヅチは手放さない。シリーズ中、唯一のツンデレ。(登場作品「緑の抵抗値」)
「新月小鳥」
ひょんなことから特殊な能力を手に入れることになる少女。意外と大きい肝っ玉。でっかいリボンがトレードマーク。ラーメンが好きらしい。(登場作品「まつりの時間」)
「早野咲」
幽霊に憑かれた(憑かれていた?)少女。お気に入りの場所は学校の屋上、というあたりにちょっと駄目な子の気配が。早死にする雰囲気の漂う、おせっかいで考えなし。(登場作品「緑の抵抗値」「常常恋慕」)
「日向加賀美」
没後十年の幽霊。早野咲にとりついて早三年。早野を守っているつもりで全然守れていなかったという、報われないタイプのキャラ。セーラー服が目印。彼女もラーメン好きらしい。(登場作品「緑の抵抗値」「常常恋慕」)
「吉野屋奈々」
ご令嬢。そこはかとなく庶民ぽさが漂うのはご愛嬌。シリーズで一番勇気のある人間でしょう。強い女性は格好良い。(登場作品「常常恋慕」)
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