ぐるぐる回る超短編
「ぐるぐる回る超短編」とは、回廊第七号の特集「つながる超短編」の続編として企画されたものである。まず初めに誰かが超短編を書く。次の人はその超短編を読み、そこから抱いたイメージを基に超短編を書く。また次の人はその超短編を読み……というように続けてゆき、最終的に一つのループを作る、という、いわばリレー小説のような試みである。前回と違う点は最後の超短編が最初の超短編につながるような形で執筆されていること。すなわち各超短編は環状につながっており、終わりなくぐるぐると辿ることが可能なのである。
また、今回、執筆者には直前の作品のみしか(最終者には直前と最初の作品しか)公開しなかった。そのことによる差異は、読んでいただければわかるだろう。さあ、それでは、終わりなき超短編ロードの始まりである。
【スタート作品】
『RISING』
世界が終わるという日の朝、僕は草原に寝転がっている。
真っ赤に染まった空の中に、ぽつりと一点の青。
風船。
まるで過去の空全てをその中に凝縮したかのような鮮やかな青色が、ゆったりと空をのぼってゆく。
僕は眺める。いつまでも眺め続けている。
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