◆ 編集後記 ◆

 第13号をお読みの皆さま、毎度ありがとうございます。副編集長の恵久地です。
 今回もネット創作方面から多数の方々に作品をご提供いただき、この場を借りて御礼を申し上げます。
 編集や扉絵の作成、宣伝まで担当した私としても、非常にやりがいのある作業でした。

 最近では、視聴者である個人(コンシューマ)が生産組織(プロダクション)と同等の創作を行うプロシューマや、アマフェッショナルという造語も生まれ、同人創作が社会的に注目されつつあります。
 ルネサンス期に生まれたグーテンベルク印刷技術が、作家に出版という生産手段を与え、現在ある作家と読者の関係を築いたのと同様。ネット環境と電子ツールによる新たな創作の革命が、これからの世界に起こりえるかもしれません。
 この『回廊』がその新時代に繋がる戸口のひとつとなり、今回の製作に注いだ時間と労力のむくわれる時が……まぁ来たらいいですよね。


副編集長 恵久地健一



 創作特集と作家特集。
 従来の同一テーマで小説や絵を手がけてもらう創作特集の他に、今回はプロの作家先生をお招きする作家特集を試みてみた。お招きしたのは電撃文庫より『トリックスターズ』や『ミステリクロノ』を上梓されている久住四季先生だ。秋山が初めて久住四季先生の作品を読んだのは、リッパーさんが企画されたクロスレビュー企画「もえたん 萌える探偵小説」を通してだ。その後、MYSCON8の夜の部においてリッパーさんが企画された「ライトノベル・ミステリ会議」において『トリックスターズD』が「MYSCONで選ぶラノベ・ミステリ大賞2006」が受賞し、改めて同作の素晴らしさを再認識した。その後、多くの方に相談させていただき企画書を仕上げ、電撃文庫編集部にインタビューさせてくださいと震える手で電話した。したがってある意味で、今回の企画はリッパーさんがいなければ、なかったと言っても過言ではないだろう。久住四季先生、甘塩コメコ先生、電撃文庫編集部のTさま、探偵小説研究会の蔓葉信博さま、くらふとさん、deltazuluさん、そして誰よりもリッパーさんに、この場を借りて、改めて御礼を申し上げたい。本当に、ありがとうございました。


 これにて繁栄の第十三号は閉幕。
 第十四号の開幕まで残り、二ヶ月。

オンライン文芸マガジン『回廊』編集長 秋山真琴 拝

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