◆ 休刊告知 ◆
「休刊告知、編集後記に代えて」
次号、第十五号を以って『回廊』は休刊します。
直截的な理由は、編集長である秋山が就職して社会人になるからです。今までほど自由に時間を使うことが難しくなり、高いレベルを維持できなくなると思われます。継続するか休刊するかは、二年近く編集部内で審議されました。新たな編集長に引き継いだり、副編集長同士で協力するという意見も出ました。しかし、最終的に休刊という結論に達しました。
大学に入学したときに創刊し、卒業するときに休刊する。考えてみれば回廊は秋山にとって大学生活の重要な一面でした。何人もの仲間たちと号数を重ね、共にこの四年間を歩きました。
物語が終わっても、人生は終わりません。回廊は物語だったのだと思います。様々な才能が勝手気ままにそれぞれの道を歩んでいたところ、ある一点において交錯したのです。回廊に集った人々は、互いに協力したり、あるいは黙々と研鑽を重ねたり、別れを告げてまたそれぞれの道に戻ったりしました。やがて、また行き交うこともあるかもしれませんし、二度と出会わないかもしれません。それは悲しい出来事のようですが、単に日が暮れて太陽が沈んだだけのことです。終わる物語があれば、始まる物語もあります。それだけの、ことです。
だから、ここは最も果てにありながら、はじまりでもある遠い昔からある場所。
そして、ここから旅立って向かうのは、すべての物語が繋がる雲の上にある所。


