どうも皆さま、こんばんは。
前回から開始された第13号『回廊』宣伝ですが、肝心なメインテーマの紹介を忘れていました。
毎回『回廊』では、開門の第11号、凱旋の第12号というように、各号ごとのコンセプトがあります。
第13号は「今宵、繁栄を盃に浮かべて」ということで、「繁栄」がテーマです。
繁り、栄え、喜びに舞い上がる人々は夜通し宴を開き、盃を手に月を眺めるのです。
というわけで、繁栄の第13号。まず始めに創作特集「月夜に出逢う【月】小説」に掲載される作品を紹介します。
掲載される特集小説は5作品。著者名の50音順に1作品ずつ紹介していきます。
最初に紹介するのは第11号にもご登場いただいた、市川憂人先生の作品。
・特集小説『ひとりぼっちの月の子は』市川憂人/作
平たくいえばファンタジー。易しくいえばSF。とまぁ双方の要素を含めた内容です。
月というのは天体のひとつですから、宇宙から連想してSFと結びつけるのは容易ですが、
市川先生の作品はそれほど短絡的ではありません。
私たちは世界を認識するために五感を駆使しますが、それ以外の手段で認識される世界が作品の舞台となります。
その手段は想像力ともいえますが、この作品を読み解く上でも、皆さまの想像力が要求されます。
それは、ある人にすれば難解な内容と受け取られるかもしれません。
けれど、難解さは決して作品の魅力をそこなうものではありません。
想像力を駆使して作品に挑み、結末まで読み切り、全容を理解した上で読み返し、納得したときの爽快感。
作品の長さは、じっくり読んでも1時間とかからないほどの長さです。
読み始めに難しいと感じても、読み終えて理解できたとき。それは1時間前よりも、想像力が成長した証拠です。
わずかな時間でも、人間を成長させうる。それこそ、文芸が持つ魅力のひとつではないでしょうか。
というわけで、『ひとりぼっちの月の子は』市川憂人/作。
副編集長、オススメの作品ですよ。
さらに、市川先生のウェブサイト情報は、こちら「Y.Ichikawa's Anonymous Bookstore」です。
小説に関する豊富なコンテンツがありますので、是非お立ち寄りください。
それではまた、次回の宣伝でお会いしましょう。
| 投稿者 : 恵久地健一@副編集長 | 投稿時刻 : 2007年09月20日 23:43
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