2007年09月22日

◆第13号の見所【創作特集】その2 このエントリーをはてなブックマークに追加

 どうも。奇数号担当、副編集長の恵久地です。
 前回に続き、今回も第13号『回廊』創作特集に掲載される小説作品をご案内いたします。
 紹介させていただくのは、第10号オンライン小説書評にもご参加いただいた霞永二先生の作品。

・創作特集『超能力の惑星』霞永二/作

 タイトルから判明するように、前回ご紹介した市川先生の作品と同様、こちらもSF小説です。
 ただし、霞先生の作品は非常に正攻法なSF小説といえます。

 謎の惑星探査に降り立つ、7人の調査員
 彼らの前に現れる、謎の扉謎の文字。そして、謎の超能力
 ナゾラーランドかっ! とノリ気味にツッコんでも、まぁお若い方には分かりますまい。

 それと正攻法なSFと書きましたが、舞台が惑星だからとか、超能力だからとか、そういうことではありません。
 SFのベーシックな定義は「文明や時間の進退による作用と反作用」です。
 たとえば、少し不思議SFの代表作、藤子大先生の『ドラえもん』では、未来の道具で望みをかなえた結果、
 反作用として何らかのトラブルが引き起こされ、そこにストーリーが生まれるわけです。

 霞先生の作品でも、登場者たちへふりかかる現象に対する反作用が、結末として用意されています。
 そのラストは登場者たちから見ればシリアスな事態ですが、読者にすればユーモラスでもあります。
 そうした多面性もまた、SF小説にふくまれる魅力的な特徴のひとつです。

 というわけで、『超能力の惑星』霞永二/作
 お読みのさいはSF小説の妙味を、ご堪能ください。

 また霞先生は、こちらのウェブサイト「三題噺ブログ」にて、閲覧者から提示されるお題を元に、
 三つのテーマを盛り込んだショートショートを執筆し、公開するという意欲的な活動をされています。
 是非お立ち寄りの上、ご覧ください。

| 投稿者 : 恵久地健一@副編集長 | 投稿時刻 : 2007年09月22日 20:53

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