どうも。奇数号担当、副編集長の恵久地です。
前回に続き、今回も第13号『回廊』創作特集に掲載される小説作品をご案内いたします。
紹介させていただくのは、第10号オンライン小説書評にもご参加いただいた霞永二先生の作品。
・創作特集『超能力の惑星』霞永二/作
タイトルから判明するように、前回ご紹介した市川先生の作品と同様、こちらもSF小説です。
ただし、霞先生の作品は非常に正攻法なSF小説といえます。
謎の惑星探査に降り立つ、7人の調査員。
彼らの前に現れる、謎の扉、謎の文字。そして、謎の超能力。
ナゾラーランドかっ! とノリ気味にツッコんでも、まぁお若い方には分かりますまい。
それと正攻法なSFと書きましたが、舞台が惑星だからとか、超能力だからとか、そういうことではありません。
SFのベーシックな定義は「文明や時間の進退による作用と反作用」です。
たとえば、少し不思議SFの代表作、藤子大先生の『ドラえもん』では、未来の道具で望みをかなえた結果、
反作用として何らかのトラブルが引き起こされ、そこにストーリーが生まれるわけです。
霞先生の作品でも、登場者たちへふりかかる現象に対する反作用が、結末として用意されています。
そのラストは登場者たちから見ればシリアスな事態ですが、読者にすればユーモラスでもあります。
そうした多面性もまた、SF小説にふくまれる魅力的な特徴のひとつです。
というわけで、『超能力の惑星』霞永二/作。
お読みのさいはSF小説の妙味を、ご堪能ください。
また霞先生は、こちらのウェブサイト「三題噺ブログ」にて、閲覧者から提示されるお題を元に、
三つのテーマを盛り込んだショートショートを執筆し、公開するという意欲的な活動をされています。
是非お立ち寄りの上、ご覧ください。
| 投稿者 : 恵久地健一@副編集長 | 投稿時刻 : 2007年09月22日 20:53
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