どうも、おつかれ様です。
多忙のためか、時間の感覚が狂いっぱなしの副編集長、恵久地です。
曜日の区別が無くなるどころか、最近は何月なのか分からなくなります。
カレンダーはもう、締切日までの単なるカウント表ですね。
というわけで、発行日が迫りつつある第13号ですが今回も、創作特集に掲載される小説作品の中から、
第10号オンライン小説書評にご参加いただいた、クサカベアヤ先生の作品を紹介します。
・創作特集『月夜と戯言』クサカベアヤ/作
こちらは作品は、内容に特異な設定や世界を使用せず、ごく普通の社会を舞台とした、いわゆるノンセクション。
純文学というと、硬いとか、クラシックとか、そのようなイメージを持たれるかもしれませんが、そもそも表現においてのジャンルとは、衣装による和装とか洋装とか、料理による和食とか洋食みたいなものです。
そうした飾りを取り除いた裸の文体、家庭料理のような素朴な味わい。
ノンセクション小説というのは、本来そのようなものです。
この作品の中で、さらに魅力をあげるとしたら、余情の技術です。
小説というのは、話が完結すれば当然そこで終わるわけですが、作中の登場者たちは、完結したあとも舞台の中で生活を続けるわけです。ただ、それが書かれていないだけで。
一文を読み終えた読者が、胸の中に残る感覚から、登場者の未来や過去に想像をめぐらせる。
その感覚を、文芸では「余情」もしくは「行間を読ませる」といいます。
クサカベ先生は、そうした書かれていないことを読ませる技術が、非常に巧みです。
ただ、ここで理屈を説明しても、その感覚は実際に作品を読まなければ分からないことです。
というわけで、『月夜と戯言』クサカベアヤ/作。
掲載のさいには是非お読みになられて、余情の雰囲気を味わってください。
また、こちらのウェブサイト「百話倉庫+α」にて、クサカベ先生のショートショート作品を読むことができます。
多数の作品がありますので、お立ち寄りのほどをよろしくお願い致します。
| 投稿者 : 恵久地健一@副編集長 | 投稿時刻 : 2007年09月24日 17:26
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