さて今回も、第13号の見所【作家特集「久住四季」】ということで久住先生の特集をお伝えしていきますが、本日その中から評論のコーナーを紹介。

作家特集【評論】「幻想ミステリとしてのトリックスターズ」秋山真琴/作

 というわけで、暇さえあれば書評を書いている男。
『回廊』編集長・秋山真琴が、久住先生の代表作『トリックスターズ』を幻想ミステリの視点から語る評論です。

 書評については複数のサイトで書いている上に、あちこちのウェブ上に出没している編集長ですからね。
 ためしに「秋山真琴 ライトノベル」で検索すると、顔を出しすぎだろう! というぐらい出てきます。
 そんな編集長が書く評論ですから、内容の方も期待できますよ。
(とまぁ編集長にプレッシャーをかけるのは、これぐらいにしておきますが。)

 一説には、幻想文学の傍系として生まれたのがミステリ小説だという見方もあります。
 怪奇なるモノに対するアプローチを根源として、日本でも初期のミステリ小説にはその雰囲気が窺えます。
 それが今や、ライトノベルの世界で語られるわけですから。本当に文芸の日進月歩を感じます。

 過去にも、ジュブナイル・ミステリというジャンルは児童向け小説の中に存在しましたが。
 江戸川乱歩先生や鮎川哲也先生の「少年探偵シリーズ」とか、石ノ森章太郎先生の「おもいっきり探偵団/覇悪怒組」とか。(バード組は文芸じゃないけども……。)
 ただ、近年のメタ手法キャラクター小説の要素を取り入れた久住先生の作品を見ると、まさに今はここが最前線という感じがしますね。

 内容を読むだけに限らず、こうした背景に目を向けると小説というのはさらに楽しむことができます。
 皆さまにも是非ですね、今回の評論を通じて、より小説との距離を縮めていただければ幸いです。

| 投稿者 : 恵久地健一@副編集長 | 投稿時刻 : 2007年10月03日 22:19

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