どうも、更新時の現在は10月5日金曜の夜です。というわけで、こんばんは。ルーマニア語で、ブナ・セアラ。
さて、挨拶はそんなところで本日も第13号の見所【作家特集「久住四季」】ということで、
久住先生の代表作『トリックスターズ』に関する評論の中から、こちらを紹介します。
・作家特集【評論】「魔術《トリック》、論理《ロジック》、現実《リアル》。」キセン/作
『回廊』創刊時から在籍し、文芸の見識においては編集長も凌ぐと目される、キセンさんの登場です。
分かりやすくたとえると、編集長が塾長なら、キセンさんは三号生筆頭ぐらいのポジションです。
編集長とおなじく書評を多く手がけている人ですが、見識の広さでは編集長、深さではキセンさんという感じですね。
実際に、今回の評論でも『トリックスターズ』における深層の部分に触れています。
内容の解説というよりも、魔術という論理が現実に適用される作品の構造に対する言及。
前回紹介した編集長の評論と同様、作品のネタバレを含みますので、ここで多くは紹介できませんが。
ひとつ評論とは別に個人的な解説として、『トリックスターズ』に中にも登場する魔術師アレイスター・クロウリーですが、その弟子にあたる魔術師イスラエル・リガルディの言葉に「魔術とは単純かつ誠実なものである」とあります。
魔術と聞けば、誰しもが非科学的で現実から離れた存在を思い浮かべるでしょう。
ただ、火を燃やす、風を起こす、水を呼ぶ、という現象は実際に存在し、科学的に起こすことができます。
知識と正しい法則を用いて自然界に働きかけ、現実に存在する当たり前の事象を引き起こす、その観点においては、魔術も科学もおなじ次元にあると言えるでしょう。
ちょっと脇にそれましたが、キセンさんは評論の中で『トリックスターズ』における女性という存在の重要性についても解説しています。そちらも非常に興味深い内容ですので是非、公開のさいは皆さまも目に触れてください。
それではまた、次回の宣伝で。
| 投稿者 : 恵久地健一@副編集長 | 投稿時刻 : 2007年10月05日 22:49
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