2007年10月14日

◆第13号の見所【連載小説】その1 このエントリーをはてなブックマークに追加

 もう少し、もう少し! 第13号『回廊』発行直前、紹介。
 本日は連載小説をご案内しますよ。

・連載小説『世界の果ての年代記《クロニクル》──Prayer 後編』夏目陽/作

 前回第12号「世界の終わり」特集に掲載された『世界の果ての年代記《クロニクル》』の後編。
 作者は『回廊』の若き切り札、サマー・アイサン、夏目陽先生。

 前回〈世界の終わりの村〉を訪れた旅人と、ふたりきりで村に暮らす相似形の少女たち
 邂逅する両者、うりふたつの少女たちが語る〈世界の終わりの村〉に起きた哀しい歴史
 そして、一箇所に留まることが出来ないのが旅人の条理。
 再び〈世界の終わりの村〉を旅立つ主人公が迎える、その結末とは──

 内容も魅了的ですが、なにより作者の若い感性で書く世界の捉え方。
 誰しも一度は若い頃に、世界に対する自分なりの理解を構築しようとするものだと思いますが。
 私のように育ちすぎた大人には、そうした純粋な感覚がうらやましく見えます。

 よく考えれば、平等を真理とする神さまが、特定の種族、特定の国、特定の個人を贔屓するはすがない。
 虫も植物も人間も、存在に格差はなくただ自然の法則と時間が等しく注がれるだけ。
 そうした世界に特別な意味を感じたり、自分に特別なものを求めたりする。
 人によれば青くさいと冷笑されるかもしれませんが、そうした信念は素晴らしいと思いますよ。

 編集部一押しの作品ですので、掲載のさいには皆さまも是非お読みください。  

| 投稿者 : 恵久地健一@副編集長 | 投稿時刻 : 2007年10月14日 16:10

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